人でごった返す通りを早足に歩く。 (テッドのヤツ…っ!) 抱えた袋にちらり、と視線を送る。紙の袋にはぎゅうぎゅうに果物が詰まっている――確認し、忌々しげに眉根を寄せすぐに視線を戻す。 袋に入っているのは、今しがたルバロが――出不精のルバロが――わざ…
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