日課である船内の見回りの途中。 とても珍しいものが視界に入り、僕は思わず足を止めた。 「…テッド?」 ぽつりと漏れた呟きに、視界の先で少年――テッドがびくりと肩を揺らす。 「あ、ごめん。驚かせちゃった?」 「…別に」 そっけなく言い、早足に去ろうと…
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